《転職用語集》裁量労働制 とは?
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裁量労働制とは、企業が労働時間や労働条件を従業員に任せる制度のことを指します。つまり、労働者が自分で働く時間を決めたり、労働内容を自分で決めたりすることができる労働形態です。
裁量労働制では、労働者が業務に必要な成果を達成するために、自己の判断や自己責任に基づいて、労働時間や労働形態を自由に調整することができます。つまり、出勤時間や休憩時間、労働時間などは、従業員が自分で決定することができます。
裁量労働制は、従業員が自分自身の能力や状況に応じて、最適な労働時間や働き方を見つけることができるため、ワークライフバランスの改善につながるとされています。また、労働者の意欲や生産性が高まり、企業側も労働生産性の向上を期待できます。
ただし、裁量労働制は、労働時間や休憩時間、労働内容などを自分で調整するため、従業員に高い自己管理能力が求められるという課題があります。また、労働時間や労働条件が個人によって異なるため、公平性や労働環境の均一性についての懸念もあります。そのため、裁量労働制の導入には、従業員と企業が十分に協力し、制度設計や運用ルールの明確化が必要です。